2006-01-01から1年間の記事一覧

今、明けの空に吠えたるはかつて野良犬の狼

無意味な沈黙などない 描くのは過去か未来か 俺はいつも未来を見た 下らない過去を消す為に どれだけ強くなっても 単純で手段は一つだけ 戦う事 そして、お前にあの日出会った ずっと勝てずにいたからこそ いつか勝とうと心に決めた 近付けば近付くほど 本当…

fracture

頭を痛めて考え込んで 答えを出せずに深みに填る 水圧負けした海中水泳 もはや息さえ事足りぬ 記憶の笑顔は美化された物 分かっているのにほろ酔い気分 彼女が居るとか結婚するとか 一気に素面に逆戻り 手間を掛けて骨が折れて 挙げ句の果てには心も折れた …

Virgin Crime

闇は姿を眩ませて 故に大胆淫らにさせる一度くらいの 過ちならば許して白くか細い首筋に 触れた唇 唱えた呪文気の迷いさえ 魔法のさせる誘い思い出せるのは 瞳が見た表情だけまだ知らない君を知りたい 欲望は素直だから重なった視線が二人の鍵になる 傷口の…

Malignant cycle

何億年の歴史を 人はどれだけ知っている 一人一人は100年も 生きられない存在 瞳に映る景色は いつか変わってしまうけど 今は確かに此処に在る 過去と未来の狭間 何処からか吹いた風が南へと 流れて季節を連れて行く 私の痛みやあの人の想い あの子の嘆きは…

Dream Intoxication

時計の針が重なった 立てた二本の槍の様に 静かすぎて気付く まだ痛みを刻み続ける鼓動 優しくすればする程に 癒やし切れない傷を作る 深める溜め息で 一人きりの夜を恐れ始めた 同じ瞬間に違う場所で 何を想うのだろう 会いに行きたいと切に願う だけど許さ…

Smoke

気の早い話だ 4月に花火をやるなんて 何処に売ってたんだろう 君は大量に持ってきた まだ夜は寒いよ 上着は厚めの防寒着 揺れる車でその内 着いた公園の駐車場 始めてみれば それはそれで楽しい アスファルトに火を当て 火薬で字を書いた 誰かの名前、いつか…

ミカヅキライダー

零れた一滴の涙 落ちて行く軌跡は銀の糸 夜の闇が背景になって まるで流れ星の迷い子 遠くの最果てを目指す 必要な加速に届かせて 音のしない空間が宇宙 違う 僕も君もその一部 Cosmic rabbit,he is so funky Cosmic crub,he is so wild Cosmic venus,she…

Be My Special

約束ゎ日曜日 昨日のメールで決まった 今日ゎまだ木曜日 時間ょ早く過ぎて! 友達に言ぃたくて 秘密にもしたぃ 困るなぁ 変に構ぇてもだし 結局緊張しそぅ 誘ってくれるまで 君も色々考ぇたのかな 何処に行こぅとか もしかして手ぇくらぃゎ繋ぐ…!? Be My Spe…

オイル

僕の仕事は物作り 飽きもしないで毎日作るだって僕はロボット そうする為に生まれたそして主人は楽をする 飽きもしながら毎日遊ぶだけど僕はロボット そうする彼を見るだけ今日の仕事も完璧 ミスは何一つ起こしてない明日も明後日も その次もいつまで経って…

Many Thanks

こんなに傷付くなんて 涙流すなんて 予想もしなかった現実 後悔はしないけど 上辺の関係よりも 奥に進むのには 素顔のその次に本性 醜態を曝す事 僕の知らない君と 君の知らない僕が 何度も交差したから 手に負えず複雑になった Thank you for staying with …

ハロー彗星

長い時間を掛けて 僕達は巡り会った生まれも育ちも 全然別だけどやがて軌道に乗って 引力に身を任せた燃え尽きる前に 辿り着ける様にそこから見える景色はどう? 一緒に見てもいい?ほんの僅かな夜を過ごして そのまま擦れ違うサヨナラ もう振り返らない 顔…

真夜中を好む少女

ほんの少しのワインが欲しい 見ているだけで落ち着ける グラスという名の小さな海を 満たす赤さは血と同じ あの子みたいに笑えない 嫌われるのが怖くて あの子みたいに騙せない 隠し通せる気がしない 月よ アナタは何を見て微笑むのですか そこからどれだけ…

Hate me

珍しく長めの様子見期間 面白楽しく仲良い時間 二人きりで その笑顔を独占出来る幸せ 欲張る結果が告白をして 男と女の一線超えた 予想外だ 超えた事も、彼氏がいるという事も 電話の向こうと押し問答 『もう気にしてないから』なんて 割り切りが上手いんじ…

白世界

霧の中でする溜め息は 周囲と同色である白 誰にも気付かれずに消えていく 雑踏の僕みたいに 耳鳴りがする 静か過ぎる空気の重圧 落ち着かなくて すぐに次の煙草に手を伸ばす 何も蔑ろにしたくない だから気を張り続ける 苦しみの限界を超えて尚 期待を捨てら…

I can not...

繋がらない電話 今は何をしている 何時間でも待つから いっそ会いに行きたい 『傷付けたくないし、傷付きたくもない』と 君にあの時言われて 優し過ぎると思った 少しだけ何かがズレていた早かったのか遅かったのかそれとも お互いの気持ちは合っていた 好き…

Body Needs

Body needs you… 気持ちに任せて失態 真っ白けになる次第先々読めない未来で一体 辿り着くのは何処一帯 見たい聞きたい感じたい 酔って表を行進隊 cute!cool! 気を引きたい あわよくばの期待 願望はいつも現実離れで 我が身には不適合 掴むモノなど負担で…

リミテッド・エディション

恋をすると輝くって例えは耳にするけど いざホントになってみると少し違うと気が付く あれこれって悩んだりで時間を意識していく その姿が一生懸命な生き方に似ている 思い返すまでもなく 取り柄のない自分自身 頑張る度合いで勝負しよう 無茶くらいがちょう…

Noise Canceller

真実に耳を塞げ 都合の悪い事ばかりだ 楽に終わらせて くれないSMワールド 何もしないのと手を汚すのとでは どちらのほうが マシなんだろうか 排水溝に誘われる水 自分の行き先を知っている 混ざってしまえば誰かの涙も 不純物の一つ Here I am!! 透き通る晴…

スペトラ航海日誌

僕はスペーストラベラー(in the endless big big space) みんなの期待を背にして 新しい星を探している 来たぞ、レーダー反応!(Signs are red alarm too too loud) 日誌:母星によく似た惑星 水のある星を見付けました。 ここまで既に20年 コールドスリ…

新世界の住人

燃える陽炎 真実はいつも揺れる向こう側 微かな残り香 取り戻せない憧れの傷跡 囁くだけで すぐに消える予感の数々に 的を得た様な勘違い それさえもないのなら… 瞳に映るのは終わる前の世界 やがて来る暗闇を拒めなくて 新たな始まりを期待しつつ黙る 囲ま…

ずっと、これからも

会えない夜は ついまたメールをしてしまって 些細な話題も二人だけの 秘密みたいで嬉しくて エイプリルフール 何度かメールをした流れで 電話で気持ちを君に言った 日付的にはもう2日 しばらくパニックで でも嬉しいと返事をくれた 気付かれてると思ってた …

Sanekazura

ねぇ、君の居る場所でも 見上げれば空はあるかな 僕が指差した雲も 流れてそこに辿り着く? 時はただ焦りもなく ゆっくりと刻まれていく 側に居たかった頃も 離れた後の今もそう 大丈夫 気長に待っていてよ 僕は寄り道をしてから行こう 土産話をもう少しだけ…

Property~釣った魚~

私は悪くありません 非は盗られるほうにあります 餌を与えずにいるのだから 他へと靡くのも当たり前 ツッタサカナモシンデハイナイ 隙を見せれば逃げられる ツッタサカナモシンデハイナイ 狭い穴にも潜り込む さぞや空腹だったのでしょう 脇目も振らずに貪っ…