今、明けの空に吠えたるはかつて野良犬の狼

無意味な沈黙などない 描くのは過去か未来か 
俺はいつも未来を見た 下らない過去を消す為に 

どれだけ強くなっても 単純で手段は一つだけ 
戦う事 そして、お前にあの日出会った 

ずっと勝てずにいたからこそ いつか勝とうと心に決めた 
近付けば近付くほど 本当の距離の遠さを思い知った 
もしも護る物が出来れば 情で破綻が生じるだろう 
だからもう振り向かない この手には何も持たずに牙を磨いだ 


時間の流れは同一 出来事で色が着く物 
思い出せば鮮やかな赤 散り際の華は誇らしい 

力は五分になっても 信念の違いが左右する 
覚悟の質 そうだ、お前は現在(いま)を護った 

誰に勝つのも興味がない 但し誰にも一生負けない 
一匹の狼では 身に余る重い誓いを背負っていた 
憎むつもりだったはずでも 気付く頃には憧れになる 
俺と似た匂いがした 独りきり何か求めて黙る姿 


ずっと勝てずにいたからこそ いつか勝とうと心に決めた 
近付けば近付くほど 本当の距離の遠さを思い知った 
もしも護る物が出来れば 情で破綻が生じるだろう 
だからもう振り向かない この手には何も持たずに牙を磨いだ 

誰に勝つのも興味がない 但し誰にも一生負けない 
一匹の狼では 身に余る重い誓いを背負っていた 
憎むつもりだったはずでも 気付く頃には憧れになる 
俺と似た匂いがした 独りきり何か求めて黙る姿 


今、明けの空に吠えたるはかつて野良犬の狼
優しさや馴れ合いを拒み 戻る場所さえも無くした
いつまでも彷徨い続けるかつて野良犬の狼
白々と明ける今日の日を 白いそのままで生き抜く

俺とは似ていない