新世界の住人

燃える陽炎 真実はいつも揺れる向こう側 
微かな残り香 取り戻せない憧れの傷跡 
囁くだけで すぐに消える予感の数々に 
的を得た様な勘違い それさえもないのなら… 

瞳に映るのは終わる前の世界 やがて来る暗闇を拒めなくて 
新たな始まりを期待しつつ黙る 囲まれた現実に背く為に 


時は残酷 静寂が与えるのは胸騒ぎ 
確かな瞬間 過ぎてしまえば曖昧な過去達 

繰り返しても ふいにまた心を奪われる 
見えているだけの地平線 最果てはそこじゃない 

瞳に映るのは終わる前の世界 やがて来る暗闇を拒めなくて 
新たな始まりを期待しつつ黙る 囲まれた現実に背く為に 


消えかけたキャンドルに少しずつ液体を注ぎ込む 
火は長く持つか、それとも勢いに終わるか 


瞳に映るのは終わる前の世界 やがて来る暗闇を拒めなくて 
新たな始まりを期待しつつ黙る 囲まれた現実に背く為に 
瞳を殺すのはいつも自分自身 見る事を諦めて俯くから 
遠くに手を振って呼び続ける未来 あの人も気が付いて同じ様に…