2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

遊牧民の花嫁

虚空に鳥の声 その目で何を見たのか嵐を越えて飛ぶ 離れた遠い国までも遥か彼方続く眺めに 繰り返す理と業せめて贈る鎮魂の歌(空と土と雨と花と命)赦された幸福と 恵みの下に受け継いだ加護と共に夕闇に 舞う炎 聖なる契り祝されて 結ばれる為季節が巡る度 …

純潔サクリファイス

人々が見上げた 教会の鐘の音雲行きが怪しい 空の下 確かな声を聴いていた猛る者よ 此処に集え 時代の行方は我らが手に物語を讃えるより 刹那を生き抜く今この瞬間かざした旗の地はオルレアン何とでも呼べば良い 眼差しは穢れず凍て付いた雨さえ 情熱を 胸か…

More real old

ヒゲ面オヤジ 四十過ぎの小太りオヤジ そろそろキツい不況の時代よ 備えが必要老後を見越せば 大人はみんな お金を集めるドクターもやった カートにも乗ったたまに弟に 助けを借りて お金を集めるしゃがむ・よける・ジャンプするBで走る お金を集めるキノコ…

The Migrant Song

鯨達の影を 眼下に追いかける忘れ去られた 遠ざかる 季節と出会う為悲しい鳴き声が 何処かで響いてる広がる海は 涙にも 似た匂い少し迷いながら 群れに紛れたまま新たな場所へ地平線よりも 彼方を目指してやがてまた厳しい冬が来る前に疲れ果てた羽を 休める…

Under The Clear Sky

変わらないで信じていても 少しだけ切ない気分になる仄かに 触れた熱を思い出すからあの坂道の上で見る景色振り向くとすぐ側に君もいた永遠よりも大事なひとときだと今なら分かっているのにね飛行機雲が白く線を描いて溶けるみたいに消えてゆく祈るなんて儚…

落城オフィーリア

「ねぇお前、私の代わりをしてみない?今日だけよ。少しだけ遊びに行ってみたい」『姫様、どうかお思い留まりを。私も知られてはただではすみません』結局話を聞かず 夜に部屋から抜け出す扉を開けず 姫のフリをする女憧れていた自由の身 見るもの全てが素晴…

Hurry!Merry!Snowy!

誰かが願った 粉雪が降り始める静寂の彼方に囁き合う星 清らかに燈る炎心を暖めて賑わう街も やがて眠りへと近付くまるで祈る様に弾んだ胸のままで瞳閉じた君は素敵な夢の中奇跡の夜は今夜だけ明日が来てしまう前に想いを込めて届けたい秘密の魔法で鐘の音を…

フェルメール・スタイル

スクランブル 何に追われているの?余裕だけがなくなるよね決まり切った 予定をこなしてもビルに映る 冴えない自分がいる大事な 欠片を置き去りにした今なら まだ間に合うはず Do it!ラピスラズリは鮮やかに色褪せない譲れないもの 胸に一つだけ 手離せない…

悠久マリアージュ

いくつもの朝を共にしたね寄り添って微熱を感じて願っても100年は生きられないどちらかが残される… 不安になる激しいほど 急ぐ様に 消える炎を思わせる冷たい手を繋ぎながら 空の彼方 赤く染まる夕焼けを見ていたあの日二人 誓う言葉交わし照れながら笑顔を…

冬の仕業

今日初めて手紙が届いたわ丁寧に封を開けて目を通した『もうこちらの日々にも慣れました』今更のよそよそしい言葉遣い慣れない筆を取った姿を思い浮かべては切なくなる涙の落ちた跡かしら滲む文字を見詰めた外はやがて 雪の気配あなたからも見えるでしょう今…

アイノコトバ

心を繋ぐアイコトバ一人で寂しい時も笑顔になれる呪文を私に聞かせて遠回りでもそれが近道不器用でいい 確かめたい強がりさえも見抜くあなたには隠せないまだ頑張れる様におまじない お願いメールの文字じゃ届かない電話の声じゃ足りない私のすぐ目の前であ…

Red Hot Spice

味がなくなって 吐き捨てたガムと諦めた夢が あちらこちらに落ちてる見て見ぬ振りして 素通りするのが大人というなら 早く寿命を迎えな火傷するくらい 危な気なほうが良い生きている事を 肌で感じたいGive me a more special one神様よそ見させて 禁忌に指先…

囚心ランダムエスケープ

線路を潜った 地下道を抜けて痛い程に瞳に刺さる太陽横目に流した 似た様な群れといつか誰かが描いたSpray Art有刺鉄線の 向こうの静けさあの場所なら自由が見付かるだろう埃塗れの壁を超えたら息を切らしても 何処までも走る心に秘めた 飾りのナイフ擦り切…

フロムネットワークシティ

夜もネオンで眩しい 忙し過ぎる街情報過多 惑わせる人の流れに溺れた 雑踏の中でだけど1人きりだった気付いたかな 呟く声に届いたら 気のせいなんかじゃない光の先へ 電波より遠く真っ直ぐなアクセス 鼓動に応えてBe with you 世界の果てだって君を感じて …