純潔サクリファイス

人々が見上げた 教会の鐘の音
雲行きが怪しい 空の下 確かな声を聴いていた

猛る者よ 此処に集え 時代の行方は我らが手に
物語を讃えるより 刹那を生き抜く今この瞬間
かざした旗の地はオルレアン


何とでも呼べば良い 眼差しは穢れず
凍て付いた雨さえ 情熱を 胸から消せはしないから

強い想い 違う願い 誰かが守って壊す世界
弱さ隠す鉄の鎧 火花を散らして刃を交える
あぁ 命を 賭す価値とは…


慈悲の笑みで見ていますか 幾度も叫んだ神の名前
独りきりで傷を負った この身へ最期の炎が今
灰と化して それでも尚 心の在り処が焼け残った
私はまだ 希望となる 地平の彼方に光が一筋