校庭の声がまだ聞こえる 少しだけ離れて歩く夕景は頬の色と一緒で 本心を隠してくれた噂で聞いた話を 確かめてみたくなって茶化すつもりなのが 強い言葉になる …違うよ泣きたいほど 好きなのに伝えられなくて壊れそう今 もし時間が 永遠に止まれば明日までは…

週末の貴方は 連絡しないで部屋に来る予想してた なんとなくね新鮮な気持ちは 成熟とは反比例なの後ろめたさの 吊り橋効果も とっくにもう 覚めたけれど愛と呼べない 雑な遊びじゃ 欠けた心は 癒やされない虚しさがまた 募り募るそれでも欲しい 温もりが…Dea…

夢なのかもしれない目の前にある今以外は全て大切な過去も憧れる未来もすぐ側にいない貴方でさえも寂しがる唇は正直で 桜流しの匂いが届く冷たい手のひらは 触れ合える理由だったこの胸に深く息衝いた痛みを 貴方は知らないままでしょう通りを抜けた踏み切り…

やがて誕生は訪れる 繋がりを絶って仄暗く狭い部屋なら 独りでいられたのに可能性の彼方に 沈む船の灯が揺れる泣く為にしか声を上げられなくても世界に溢れた 嘆きと優しさを呼吸して抗いながら固く閉じた手を赦す微かな力で 貴方の指先に触れさせて深く息衝…

銀色の光を探して抜け出した静かな冬の夜もうきっと要らなくなるから珍しいメダルも置いてきた息を切らしながら全力で走る物語の始まりを信じて浪漫は、興味と恐怖に比例する追い求め続けてこそ味わえるもの手が届いてはいけなかったんだ嫌だ 僕も大人になる…

水槽の魚達 眺めてるだけいつまでもこんなんじゃ自分も同じ今日も起きてまた夕方になってた部屋を出ないままでなんとなく見るニュース 頭に入らない目の前の事じゃなきゃ関係ないよ世界からしたら私一人くらいいてもいなくてもね鈍い 苦い 胸の痛み心なんて…

いくつかの悲しみの理由はたったひとつの幸せの為？怯えながら踏み込んだ森に貴方の姿は見付からなくて繰り返す夕闇の訪れ朝が来るまで我慢する鳥ひとりきりで口遊む歌は静けさの奥へ溶け込み消える星のささやきも聞こえない天窓は開いているのに淡く差し込…