遼遠

少し会わずに居たからだろう 
会話が下手になったかな 
痛いくらいに高鳴る心音 
溜め息さえも掻き消された 

車に逃げる様に走った二人 予報ハズレの雨が降る 
服に花火の煙の臭い 余韻の変わりに 

思い出す度に 記憶をまた美化してしまうから 
鮮やかに残る 俯いてた綺麗な横顔 


君があの時どう感じたか 
分かれば今も側に居た? 
それさえ僕の勝手な筋書き 
肝心なのはラストシーン 

都合の悪い事を忘れたいなら アルコールでも飲めばいい 
次の朝には頭痛になって 余計に苦しむ 

揺れ動く気持ち 戻る場所があるから甘えてた 
失って気付く 欲しがっても在り処のない物 


晴れない霧の中で迷って 姿をずっと探してるけど 
ホントは知ってる 君は既に此処には居ないね 


思い出す度に 記憶をまた美化してしまうから 
鮮やかに残る 俯いてた綺麗な横顔 
揺れ動く気持ち 戻る場所があるから甘えてた 
失って気付く 欲しがっても在り処のない物