Rumble Cradle

無口な満月が傾いた 温和しく大地に近付く 
此処にもあるはずの引かれる力は 彼女にすれば罠でしかない 
照らされない様に逃げながら 踏み入った敷地は我が侭 
暫く見ていても様子は一緒で 居場所の無さに胸焼けがする 

振り向かなくても 背中で景色は移り変わる 
過ぎし日への言葉は「オヤスミ」と「サヨウナラ」。 

閉じた瞳で夢を見る その色は仄かに染められて 
辿り着くのを待っている 崩れ去る音がする前に 

鼓動は踊る 痛みに似たリズム 


痛みと悲しみを比べたら 何処となく似ている気がする 
心に充分に染み込む涙で 乾いた傷は再び疼く 

やがて来る朝を 予感は見ていたかもしれない 
途惑いつつ微かに 微笑を取り戻す 

澄んだ気配の窓の外 虚ろ気になるから切なくて 
蜃気楼より揺れている 触れた手を躱して嘲笑う 

光が見える たどたどしいサイン 


遠い大地で鳥が飛ぶ 雨雲が来るのに怯えつつ 

閉じた瞳で夢を見る その色は仄かに染められて 
辿り着くのを待っている 崩れ去る音がする前に 
澄んだ気配の窓の外 虚ろ気になるから切なくて 
蜃気楼より揺れている 触れた手を躱して嘲笑う 

鼓動は踊る 痛みに似たリズム 
鼓動は踊る 痛みに似たリズム…