Dear Pluto~バーニーの遺言~

私が付けた あなたの名前
今ではみんな 知っているのよ
神話の本に 記された王
見えない空で 孤独に浮かぶ

残り全て 見せていない その表情 教えて
レンズを 覗き込んだまま 距離を測る

暗闇へ 溶けていく 傾いた その背中
定められた 輪の外へと また 消えてしまう
呼び声も 届かない 静寂に 飲まれてく
誰かが今 あなたを忘れてく


少し遅れて 旅立つ準備
高鳴る胸で 秒読み開始
此処にはきっと 戻れないけど
新たに巡る 地平線へと

時が過ぎて 何か変わる その流れは 残酷
あの日の 色の褪せた地図 握り締める

音もなく 揺れている 不安げな その角度
軌跡の上 振り向いても もう 止められない
一人でも 泣かないで 大丈夫 覚えてて
いつかきっと 出会える時が来る


暗闇へ 溶けていく 傾いた その背中
定められた 輪の外へと また 消えてしまう
呼び声も 届かない 静寂に 飲まれても
私だけは あなたを忘れない