響-kyou-

抜け出す部屋 鍵も掛けずに
明けゆく空 沈む三日月

愁いの色
劣情とも似ている

ざわめく街に飲まれ
叫び方を忘れて
渇いた喉の奥へ
潜んだメロディ


国道には 車のライト
後ろ姿 探すみたいに

不安なまま
当てなく伸ばした手は…

交わした声の記憶
胸の内に刻んで
呼び合う為に此処で
生まれるメロディ



響いている
いつでも聴こえている

ざわめく街に飲まれ
叫び方を忘れて
渇いた喉の奥へ
潜んだメロディ

交わした声の記憶
胸の内に刻んで
呼び合う為に此処で
生まれるメロディ