古ノ理

一人で体験する歴史は ある角度からの一面 
向こう側を見られないまま 死んでいくのが世の常 
会話で再現する記憶は 二次的な物の表現 
思い通り伝えたいのに 上手い言葉が紡げない 

せめて大切な人の視界を知れたのなら 
心もいくらかは晴れるかな 

使い古された手段は すぐに化石になるだろう 
何処かできっと待っている 誰かが発掘するのを 
見詰め過ぎたなら背けて 君に気付かれない様に 
それでも距離は作れない 其処に居てよ 側に居てよ 


世界を構築する原理は 生まれては廃る循環 
神が弄した掟か否か やがていつかは終わる事 

冬を見送れば春を迎える四季の仕組み 
君とも何度も会えるかな 

胸を疼かせる想いは 今も色褪せないだろう 
咲かせた華は凛として 広がる雪原でさえも 
分かり合えたなら近付く 云わば当たり前の結果 
二人の過去を繋げたら 此処に居てよ 側に居てよ 
  

使い古された手段は すぐに化石になるだろう 
何処かできっと待っている 誰かが発掘するのを 
見詰め過ぎたなら背けて 君に気付かれない様に 
それでも距離は作れない 其処に居てよ 側に居てよ 

胸を疼かせる想いは 今も色褪せないだろう 
咲かせた華は凛として 広がる雪原でさえも 
分かり合えたなら近付く 云わば当たり前の結果 
二人の過去を繋げたら 此処に居てよ 側に居てよ