咲き誇る息吹~ユメノヤクソク~

舞い散る 花びらは 一粒の 涙の様
果てなく 繰り返す 輪廻の 季節の 途中で


何を 失くして 見付ける 過ぎる 景色に
深く 色付いて また 褪せて 消える
痛み 悲しみ  いくつも 募る 心に
そっと 咲き誇る まだ 小さな 息吹が

噛み締める 幸せを あなたに 贈りたい この手で
残酷な 真実も 越えられる きっと
眠らせた 情熱は 光を 求めては 疼いて
奥底に 潜めても 激しく胸を 焦がして

また出会う その時に 全て 分かる はずだから
躊躇わずに 確かめて 綺麗な 微笑みが 合図
冬の朝 凍えても 強く 祈り 続けよう
翳りさえ 振り払う 信じた その先に 見える 明日


だから 噛み締める 幸せを あなたに 贈りたい この手で
罪悪も 愛情も 生み出せる 高潔な 瞳
燃え尽きる 魂は 最後に 羽ばたいて 逝く
揺れながら 今は 孤独に耐えて やがて 迎える 春を 想う