Primary Roulette

隠したつもりもないまま
本性を曝す場所がない
刺激で退屈を埋めて
持て余す自由をベットしよう

静かな永遠過ごすより求めてる
眩しいひとときさえあれば

同じ世界なのに違う景色 フェンスの向こう
息を切らし走る 追いかけながら また見失う 

不機嫌で気紛れな偶然に手を伸ばす
何だって掴めそう 何一つ持ってない
居心地の悪い輪を飛び出して何処へでも
モノクロの想像を消せ


言葉をいくつも塞いで
衝動を往なす遣る瀬無さ
ガラスが割れるのは綺麗
散らばった欠片は私達

迂闊に触れれば傷付ける時もある
気安く近くに寄らないで

午後の雨に濡れた錆びの匂い 軋んだエコー
熱く強く叩く 胸を満たした 素直な鼓動 

相性が最悪な幸運に賽を振る
毒だって楽しめる 大人しくいられない
広すぎる世界でも遠くまで届かせて
パレットの空白を消せ

Heartbreak jellyfish

愛しさの余韻
まだ胸に潜む痛み 奥底に
サヨナラは響く
揺らされた天秤は傾いて

抱き合った温度を
漏れなく全身で 細胞で覚えてる
一つになり過ぎて
溶けてしまう程に 委ねてた

夜に流されて当てもなく 闇へ消えてしまうの
息も続かない海の中 見付けてくれるかな 貴方がまた


口付けの隙間
言いたくて言えなかった 片想い
灯台の明かり
見失う感情の届け方

傷付いた心は
どんなに癒えたって どうせまた繰り返す
酔わせて欲しかった
覚めない夢がいい 堕ちるだけ

緩く解けない寂しさに 力尽きてしまうの
せめて鮮やかに彩れば 見付けてくれるかな 貴方がまた

アイロニカルブルー

押し殺す涙の熱 悲しみが伝わるのは 祈りより速くて
数々の不穏な色 思惑の平行線 混じる点は滲む

雲はやがて散って溶ける
見上げた空は今もBlue

もし始めから仕組まれた筋書きでも
これ以上悲劇ばかりは演じたくない
溜め息ばかり吐いたって息苦しい
探り合う重力の果て 手を伸ばして


摩耗した心の淵 まだ残る理想の絵は 最期まで消せない
不確かな言葉の裏 冗長な陰謀論 遠回りはやめて

声は束になってうねる
怒りに喉を嗄らす歌

もう過ちを繰り返す時間もない
浮付いた態度なんかじゃ信じられない
霞がかかる真実を追い求めて
目の前の現実の先 見据えながら


もし始めから仕組まれた筋書きでも
これ以上悲劇ばかりは演じたくない
溜め息ばかり吐いたって息苦しい
探り合う重力の果て 手を伸ばして

もう過ちを繰り返す時間もない
浮付いた態度なんかじゃ信じられない
霞がかかる真実を追い求めて
目の前の現実の先 見据えながら

Sunrise Again

花が咲いている 広く乾いた荒野
時に厳しさと 優しさにさらされて

繰り返し命は果ててゆく
その次の誰かの為に

果てしない地平線の彼方まで
受け継いだ血潮の熱 感じながら
いくつもの喜び、悲しみを
連れてまた暗い夜は終わる



風が撫でる様 土に還った者を
此処にいた証 託された意志の先

アオシスもやがては尽きてゆく
探すには自分の足で 

痛むのは生きる限り続いても
旅をする鳥の影を 追って走る
今はただ冷たい雨でさえ
恵みへと変わる朝は巡る 永い旅路


果てしない地平線の彼方まで
受け継いだ血潮の熱 感じながら
いくつもの喜び、悲しみを
連れてまた暗い夜は終わる 永い旅路

Solo Finale

君のいる街を見下ろして
小さくなった家や道や川
もう此処には来ないだろう
風に揺られて少し身構える

すっかり雲の上 天気なんか気にしなくていい
随分と照り付ける太陽 やめてくれよ 泣きそうになる

起き去ったつもりの想いが
体中にまだ染み付いてるのかな
戻れない 君から離れてしまう事に
不安よりも心配ばかりが募るんだ


君は僕のものなんかじゃない
失くしたものも何もないはずで
優しい気持ちでいたくて
距離も心も遠くなるけれど

言いたい事ばかり どれもこれも伝わらないまま
「永遠があれば良かった」とか 叶わないね 分かり切ってる

目に今も焼き付いたままの
楽しそうな顔、緊張してる顔
この先も 誰かを幸せにして欲しい
君にとって素敵な時間になる様に


一人で始めた物語の幕を引く
ただそれだけの話
あの日に芽生えた胸の奥の熱を消す
ただそれだけで終わり

君はヒロイン そして僕はただのエキストラ


起き去ったつもりの想いが
体中にまだ染み付いてるのかな
戻れない 君から離れてしまう事に
不安よりも心配ばかりが募るんだ

目に今も焼き付いたままの
楽しそうな顔、緊張してる顔
この先も 誰かを幸せにして欲しい
君にとって素敵な時間になる様に

 

 

Last Decade

雑誌を真似てお洒落をしても 写真のモデルには敵わない
同じ服でも同じ髪でも 気持ちがどうしても馴染めない
背伸びしながら大人になって ずっと中身は子供みたいだよ
人生なんてこんなものなの? まるでまだ準備が追い付かない

いつか書いた寄せ書きの 無邪気な夢が
胸の片隅で弾けて刺激する

探して追い駆けて巡り合う世界
目移りも気変わりも意味があるはず
素敵な瞬間が続かなくたって
前向きに過ごしたい 限りある時を


誰にでもある恋の話や 将来を憂う悩みだとか
解決しない問題ばかり 抱えて窮屈に暮らしてる
目を逸らしたり耳を塞いで 楽になるのを選べないタイプ
不器用なのも自覚してるし 性格はこのままなんだろうね

知らなかったカクテルの 名前も言える
上手い酔い方は未だに分からない

何処かに輝ける場所があるのかな
当てもなくただ遠い様に思えて
割り切りがいいのは諦めてるだけ
もう少し足掻きたい 先の日々の為


あの頃の衝動を無くしたくなくて
先読みも組み立ても下手でいいから
溢れる感情に正直に動く
理想から現実になる途中 Life goes on...

獣と女神

すぐにどんな顔か忘れそうになるよ
形のない想いにまた振り回されてる
言いたくて 言えなくて いい加減 取っ散らかる
せめて願うのも祈るのも気休めと分かりながらも

逃げ場所を失ってぐるぐるしてる 
一息ついて 思い耽って 夢を見て 現実は酷く容赦ない

獣になってしまいたい
いっそ欲望に弱く 感情に素直で未熟なまま
諸々の事情をみんな棚上げにして
ただじゃれ合っていたいんだよ


もっと広い心、いわば愛ってやつ
俯瞰できる位置から眺めて見守りたい
達しない 届かない 縁がない 満たされない
喉に生温く引っ掛かる厭らしいエゴの塊

変えたくて焦れたって日々の片隅
素敵なドラマ 始めたいから 揺れる今… そんな事してる間に終わり 

女神になって欲しいから
君を神聖に祭る 近付けば汚してしまいそうで
縋ろうとするにも気安く手は伸ばせない
もう別々の世界みたい



誰と何をしていたとしても
君が幸せならいいやって思いたい
なのに自分も輪に入れて欲しくなる
身勝手な恋情に嫌悪感が募るよ

悲劇でもなんでもない 理性と打算のミクスチャー
このゴミを捨てられるのは何曜だったっけ?